2007年11月26日月曜日

メロディーロードで安全運転!

気持ちよくドライブしていると、「ルルル…」と耳に馴染んだメロディーが車内に響くねんて。そんな不思議な「メロディーロード」が相次いで誕生しているんやて。路面に刻んだ溝で音階を作ったもので、制限速度を守って車を走らせないとうまく曲になって聞こえないんやって。ようでけてるなぁ。

これはスピードの抑制にもつながるユニークなアイデアやね。

メロディーロードの秘密は、路面を横断する形で刻まれた複数の溝にあるんやで。通過時にタイヤと溝が接触する音がメロディーになって聞こえる仕組みなんや。 溝と溝の間隔で音階、溝の幅で音量を調整してるねんで。

溝の間隔は制限速度を想定して設計されているんで、スピードを出し過ぎると音が聞き取りづらくなるから注意しいや。メロディロードの長さは約300メートルで、制限速度の50キロを守って走行すると、約20秒間にわたって一曲分の演奏が楽しめるというわけやねん。 

メロディーロードは今年3カ所が開通して、全国で計4カ所になったんやて。和歌山県紀美野町内の国道370号に3月完成したメロディーロードは約320メートルという全国一の長さが売りでんな。町内に大きな天文台があることから、曲は坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」を採用してるねんで。

群馬県沼田市白沢町の利根沼田望郷ラインの「メロディーポイント」(全長約140メートル)は、約13秒間にわたって「夏の思い出」を奏でるねんて。「尾瀬を訪れる観光客に向けた選曲。通行量が増え、町の活性化につながれば…」と沼田市白沢町振興局。観光のPR効果も期待される一石二鳥の「歌う道路」に、自治体関係者らから熱い視線が注がれているそうや。